日本法獣医学研究会とは…

社会における獣医学のニーズは近年多様化しています。動物虐待や動物の不審死体および中毒死等は、地域内での反社会行為を示唆し、動物に関わる犯罪行為の実証には獣医学的知見が必要不可欠です。このようなニーズに応えるために、「日本法獣医学研究会」を立ち上げました。

 

「日本法獣医学研究会」では、生死に関わらず、動物の不審な状況の原因を多面的に解明することを目的としています。動物の不審死体や虐待等に関わる通報および相談は年々増えてきており、動物福祉上の問題があるだけでなく、動物虐待等からのさらに残虐な犯罪への発展や公衆衛生問題など、地域社会に与える影響も大きいのです。しかしながら、これまで動物の不審な状況に包括的に対応する部署や受け皿がなかったのが現状です。

「日本法獣医学研究会」では、原則的に動物行政および警察署からの要請に対応します。これまでの動物虐待に関わる主な問題点として、動物虐待が疑われる場合の調査手法や評価が不明瞭ということが挙げられています。動物虐待等に関わる事例を蓄積し、動物虐待の分類、関与因子、地域性、因果関係を統計疫学解析することにより、日本での動物虐待の実態調査を行うことも目的としています。